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ドイツのビザって?ビザなし滞在や就労ビザ、語学ビザまで一覧で解説

就労ビザや語学ビザなど、ドイツにはさまざまな種類のビザがあります。ドイツでの観光や滞在を考えている方は、ビザの種類をあらかじめ知っておくことで渡航後の選択肢が広がるでしょう。

今回の記事では、ドイツに滞在するために必要なビザについて解説します。申請場所や必要書類のほか、申請するときのポイントについても解説します。

ドイツのビザの種類一覧

ドイツのワーホリビザ申請方法や必要書類は?申請条件や申請の流れも解説!【最新】

ドイツのビザは下記のような種類があります。

ビザの種類年齢制限就労就学滞在期間申請場所
観光ビザなし×× 90日以内申請なし
ワーホリビザ18~30歳3ヶ月~1年ドイツor日本
語学ビザ基本的に18歳以上※1×3ヶ月~1年ドイツ
学生ビザ基本的に18歳以上※11年(毎年更新)主にドイツ※2
受験準備ビザ明記なし△(2年目以降は可)最長2年主にドイツ※2
就労ビザ基本的に18歳以上※1△(要問い合わせ)1年(毎年更新)ドイツ(企業内転勤の場合のみ日本)
求職ビザ基本的に18歳以上※1△(要問い合わせ)△(要問い合わせ)最長18ヶ月ドイツ
職業訓練ビザ35歳まで〇(訓練先のみ)〇(訓練先のみ)2~3.5年ドイツ
配偶者ビザ基本的に18歳以上※11~3年(街による、要更新)ドイツ

※1……明記がないものが多くありますが、申請時に必要な書類や条件等から基本的には18歳以上でないと難しいものがほとんどです。
※2……日本でも申請できますが、ドイツ渡航後にしか手に入らない書類があるため、ほとんどの方がドイツで申請します。

ドイツの観光ビザ(ビザなし滞在)

日本国籍の方は、あらゆる入国日より180日の期間内で最大90日以内の短期滞在であればビザは必要ありません。過去180日以内にドイツに滞在していた場合、その日数も含めて最大90日という意味です。滞在日数は帰国から3ヶ月経つとリセットされます。

ドイツおよびシェンゲン加盟国での滞在日数は下記のサイトで計算できます。
シェンゲン計算機

ただし、2025年よりEU加盟国へ渡航する際に、事前渡航認証システム「ETIAS(エティアス)」の登録が必要になるため注意しましょう。またシェンゲン協定圏内からの出国時に3ヶ月以上パスポートの期限が残っていなければいけません。

ドイツのワーキングホリデービザ(Working Holiday Visum)

ドイツでワーホリをするためのビザです。最短3ヶ月~最長1年間の滞在が許可されます。申請できるのは18歳以上30歳未満の方のみ。申請時に30歳であれば、渡航時に31歳であっても問題ありません。

申請はドイツの外国人局と日本のドイツ大使館および領事館のどちらでも可能です。

必要書類

・記入済みのビザ申請書
・記入済みの誓約書
・有効期限が3ヶ月以上のパスポート
・パスポート返送用のレターパックプラスもしくはA4封筒(日本での申請の場合)
・パスポート用写真
・往復航空券予約の証明書
・医療保険の加入証明書
・資金証明書
・志望動機書
・履歴書

こじか

詳しいドイツのワーホリビザ申請方法はこちらの記事をチェック!
ドイツのワーホリビザ申請方法や必要書類は?申請条件や申請の流れも解説!【最新】

ドイツの語学ビザ(Sprachvisum)

ドイツのビザって?ビザなし滞在や就労ビザ、語学ビザまで一覧で解説

ドイツ語を学ぶことを目的とした滞在で申請できるビザです。
ドイツ語コースを週18時間以上受講する必要があり、最短3ヶ月~最長1年間申請できます。たとえば6ヶ月滞在したいのであれば、ビザ申請前に語学学校の授業を6ヶ月分申し込む必要があります。計1年以内の滞在であれば延長が可能です。

語学ビザは日本では取得できません。ドイツ渡航後に外国人局で申請しましょう。

必要書類

・記入済みのビザ申請書
・有効期限が3ヶ月以上のパスポート
・語学学校の入学許可証
・閉鎖口座での資金証明(月934ユーロ、1年で11,208ユーロ)
・滞在期間をカバーする医療保険の加入証明書
・パスポート用写真
・現地の住民票/賃貸契約書
・志望動機(必要ない場合もある)
・申請費用(60~100ユーロ、滞在期間により異なる)

ドイツの学生ビザ(Studentenvisum)

ドイツの大学・大学院に通う人が申請できるビザです。基本的にビザがおりる期間は1年で、毎年更新しなければなりません。申請はドイツと日本どちらでも可能ですが、ドイツ渡航後にした手に入らない申請書類が多数あるため、ドイツで申請する方がほとんどです。

必要書類

・記入済みのビザ申請書
・有効期限が3ヶ月以上のパスポート
・大学の入学許可証
・閉鎖口座での資金証明(1年で11,208ユーロ)
・医療保険の加入証明書
・パスポート用写真
・現地の住民票/賃貸契約書
・申請費用75ユーロ

ドイツの受験準備ビザ(Aufenthaltserlaubnis zur Studienvorbereitung)

ドイツの大学受験前に、大学の受験準備コース(Studienkolleg)に通うためのビザです。語学学校に週18時間以上通うことでも申請できます。滞在期間は最長2年まで、2年目からはミニジョブでの就労が可能になります。

申請場所は学生ビザと同様にドイツと日本で可能ですが、やはり書類の関係で現地での申請がほとんどです。

受験準備ビザでは、大学への応募資格の証明書を提出する必要があります。具体的には高校の卒業証明書と成績証明書、および大学入学共通テストの成績証明書など。大学を卒業している方は大学の卒業証明書でも構いません。

必要書類

・記入済みのビザ申請書
・有効期限が3ヶ月以上のパスポート
・大学応募資格を証明する書類
・受験準備コースもしくは語学学校の入学許可証
・閉鎖口座での資金証明(1年で11,208ユーロ)
・医療保険の加入証明書
・パスポート用写真
・現地の住民票/賃貸契約書
・申請費用75ユーロ

ドイツの就労ビザ(Arbeitsvisum)

ドイツのビザって?ビザなし滞在や就労ビザ、語学ビザまで一覧で解説

ドイツで働く人向けのビザで、申請はドイツで行います。ただし、企業内転勤の場合のみ日本出国前に申請が必要なため、ドイツ大使館および領事館で申請します。

必要書類

・記入済みのビザ申請書
・有効期限が3ヶ月以上のパスポート
・労働契約書
・大学の卒業証明書
・パスポート用写真
・申請費用75ユーロ

求職ビザ(Aufenthaltserlaubnis zur Arbeitsplatzsuche)

ドイツで仕事を探すためのビザです。最長18ヶ月滞在できます。日本の大学などを卒業後にドイツで仕事を探すこともできるようですが、基本的にはドイツの大学を卒業した方が申請する場合がほとんど。申請はドイツでのみ受け付けています。

必要書類

・記入済みのビザ申請書
・有効期限が3ヶ月以上のパスポート
・有効期限の切れていない学生ビザ(ドイツで勉強した場合)
・大学の卒業証明書/成績証明書
・A1レベルのドイツ語能力 or B2レベルの英語能力の証明書
・資金証明(月1,027€)
・医療保険の加入証明書
・パスポート用写真
・申請費用75ユーロ

職業訓練ビザ(Ausbildungsvisum)

ドイツにはアウスビルドゥング(Ausbildung)という職業訓練制度があります。マイスター(Meister)と呼ばれる資格を取得した人のもとで、2~3年間働きながら修行するというもの。企業での職業訓練であれば給料も出ます。職業はパン屋や銀行員、介護士などさまざまです。

申請はドイツでのみ可能です。

必要書類

・記入済みのビザ申請書
・有効期限が3ヶ月以上のパスポート
・職業訓練の採用もしくは入学証明書
・B1レベルのドイツ語能力の証明書
・資金証明書(1年で10.836ユーロ)
・大学および高校の成績証明書や同等の書類(必要ない可能性も)
・パスポート用写真
・現地の住民票/賃貸契約書
・医療保険の加入証明書
・申請費用(100ユーロ以下)

配偶者ビザ(Heiratvisum)

ドイツ人もしくはドイツ在住者と結婚して、ドイツに移り住む際に申請するビザです。申請はドイツで行います。もらえるパスポートの期限は人によって異なり、1年~3年程度です。

必要書類

・記入済みのビザ申請書
・有効期限が3ヶ月以上のパスポート
・配偶者のパスポート
・婚姻証明書
・出生証明書
・A1レベルのドイツ語能力証明書
・現地の住民票/賃貸契約書
・配偶者の収入証明(主な収入源が配偶者からである場合)
・医療保険の証明書
・パスポート用写真

ドイツで無事にビザを申請するために

ドイツのビザって?ビザなし滞在や就労ビザ、語学ビザまで一覧で解説

ドイツの外国人局の対応は、担当者や街によってまちまちです。担当者がかなり無愛想なこともあれば親切なこともあり、さらには「必要書類について言っていることが全然違う」なんてことも多々あります。

今回解説した必要書類の一部が必要なかったり、もしくは追加で書類を求められることも。ビザ申請前には、必ず自身の住んでいる管轄の外国人局に問い合わせて必要書類を確認してください

どちらにしても気を付けたいポイントは、弱きにならないこと。自分が間違っていても謝罪しないし意見を曲げない担当者は多くいますが、強気で「こう書いてある!」など主張すれば通ることも結構あります。

言語に不安がある場合は、ドイツ語を話せる方やドイツ人を連れて行くことをおすすめします。ワーキングホリデーなど日本で申請できるビザは、現地よりも日本で申請すると安心です。

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