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ドイツのワーホリでかかる費用は?語学学校や滞在費用など項目ごとに徹底解説!

ドイツに住んで働いたり、語学学校に通ったりと自由な生活ができるワーキングホリデー。しかし、費用面で迷っている方は多いのではないでしょうか。どうせ行くなら、充実した生活が送れるようしっかりと費用を工面していきたいですよね。

今回はドイツのワーホリでかかる費用について、オーストリア在住でドイツでのワーホリ経験もある筆者が解説します。渡航前後でかかる費用からドイツの仕事についても紹介するため、ドイツへのワーホリを考えている方はぜひ参考にしてください。

こじか

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ドイツのワーホリでかかる費用はいくら?

ドイツのワーホリでかかる費用は?語学学校や滞在費用など項目ごとに徹底解説!

まずドイツでの1年間のワーホリで、なるべく安く済ませられた場合のざっくりとした費用を見てみましょう。

内容1年間にかかる費用
ワーホリ保険384ユーロ
航空券800ユーロ
家賃6000ユーロ
語学学校(半年)1410ユーロ
食費1800ユーロ
交通費588ユーロ
通信費120ユーロ
娯楽費・雑費1200ユーロ
合計12,302ユーロ(約209万円)

2024年6月現在のレートで、1€=170円で計算しています。

ワーホリでは、少なくとも100万円貯金してから渡航される方が多いです。しかし昨今の円安や物価高の影響で、正直100万円では不安が残ります。何があっても良いように、150万程度は貯金していくことをおすすめします。

ここからはそれぞれの内訳について解説します。

ドイツ渡航前にかかる費用

ドイツ渡航前にかかる費用は下記の2つ。

・ワーホリ保険
・航空券代

それぞれの費用について解説します。なお、ドイツのワーホリビザでは申請費用はかかりません。

ワーホリ保険

ドイツのワーホリビザ申請時には、必ず滞在期間すべてをカバーするワーホリ保険に加入している必要があります。歯科治療と、女性の場合は妊娠時の治療にも対応できる保険でなければなりません。また個人賠償保険が含まれていることも必須条件です。

よく知られているドイツのワーホリ保険はドクターヴァルター(DR-WALTER)、ケアコンセプト(Care Concept)、ステップイン(Stepin)の3つ。

上記3つの保険のなかで、ワーホリビザ申請の要件を満たすプラン料金の一部を見てみましょう。

保険会社プラン1ヵ月の費用1年間の費用
DR-WALTEREDUCARE2437€(6,290円)444€(75,480円)
Care ConceptCare College Comfort~29歳:32€(5,440円)
30歳~:48€(8,160円)
~29歳:384€(65,280円)
30歳~:576€(97,920円)
StepinEconomy Plus59€(10,030円)708€(120,360円)

値段だけではなく補償内容もきちんと確認して、自分に合った保険を選びましょう。補償内容は各ホームページにて確認してください。

航空券

ドイツのワーホリでかかる費用は?語学学校や滞在費用など項目ごとに徹底解説!

航空券はシーズンや航空会社、乗り継ぎの有無などによって値段が異なります。だいたい往復の相場は13万円~22万円前後です。

日本からドイツへの直行便があるのはフランクフルト、ミュンヘン、デュッセルドルフの3都市。乗り継ぎ便はさまざまな路線が運航されており、ルートにもよりますがだいたい15~24時間ほどかかります。

ドイツ渡航後にかかる費用

ここからはドイツ渡航後にかかる費用を詳しく解説します。

家賃

ドイツのワーホリでかかる費用は?語学学校や滞在費用など項目ごとに徹底解説!

州や街、ルームシェアやひとり暮らしなどの住み方によって値段に違いがあります。

統計調査プラットフォームのStatistaによると、ドイツの家の広さは平均で1人当たり47.4㎡。たとえばベルリンの1㎡あたりの家賃は平均18.31ユーロです。

この数値から計算するとベルリンの平均家賃は約868ユーロ。これに光熱費や水道代などが加算されるため、全部で1000ユーロ前後かかります。

以下、一部の都市の家賃を見てみましょう。

都市中心部郊外
ベルリン1,265.31 €917.46 €
ハンブルク1,009.81 €738 €
ミュンヘン1,497.62 €1,183.81 €
ケルン1,015.00 €790.67 €
フランクフルト1,211.27 €858.47 €

ただ、これはあくまで平均です。郊外の家やルームシェア、学生寮など、探せばもっと安く借りられる部屋はあります。筆者が住んでいたシュトゥットガルトの部屋は3人のルームシェアで、中心地からバスで7分の好立地ながらすべて込みで月440ユーロでした。

日本人向けの掲示板「ドイツ掲示板」では、ベルリンやデュッセルドルフなどで500~600ユーロ前後で借りられる家の情報が多数出ています。

参考:Statista

語学学校

選ぶ語学学校やコースによって値段は異なります。Volkshochschule(フォルクス ホッホ シューレ)略称VHSと呼ばれる市民向けのカルチャーセンターでは、安い値段でドイツ語コースが開講されていることも。

ここでベルリンにある一部の語学学校の値段を見てみましょう。

語学学校曜日/時間費用
VHS Berlin Mitte月~金/4時間15分235ユーロ
Deutsch Akademie月~木/3時間345ユーロ
Sprachinstitut Berlin月~木/3時間349ユーロ
Sprachenatelier Berlin月~木/3時間半340ユーロ

やはりVHSが一番安く、しかも日数や時間も多い結果に。しかしVHSはその安さから席が埋まるのも早いため、なるべく早めに予約しましょう。

食費

ドイツのワーホリでかかる費用は?語学学校や滞在費用など項目ごとに徹底解説!

食費はなるべく自炊を心がけた場合、だいたい月に150~200ユーロ前後です。筆者がシュトゥットガルトに住んでいたときの食費も、月150ユーロ前後でした。

ただドイツでは外食が高く、がっつり食べるとだいたい30ユーロ前後します。そのため友人と頻繁に出かけた月などは250ユーロ近くまでかかることもありました。

交通費

多くの方が、ドイツ国内ほぼすべての公共交通機関を利用できる「Deutschland-Ticket」を利用しています。1ヶ月49ユーロで、非常にお得なチケットです。ICEやICなどの特急列車以外の長距離列車も利用できます。

通信費

ドイツのワーホリでは、多く方がプリペイドsimを利用しています。大手通信会社の値段は以下の通り。

通信会社プランデータ容量費用
O2O2 Prepaid S8GB9,99ユーロ
TelekomMagentaMobil Prepaid M4GB9,95ユーロ
VodafoneCallYa Allnet Flat S10GB9,99ユーロ

ドイツでは公共施設やカフェなど、フリーWi-Fiが通っているところが日本よりも多くあります。移動中にYouTubeを観る、画像を送るなどしなければ5GBで十分足ります。

なお、家の通信費は家賃に含まれていることがほとんどです。

娯楽・雑費

トイレットペーパーや洗剤などの生活必需品、観光に行った際の施設のチケット代などが挙げられます。多めに見積もって100ユーロほどと考えておきましょう。

ドイツワーホリでアルバイト!どのくらい稼げる?

ドイツのワーホリでかかる費用は?語学学校や滞在費用など項目ごとに徹底解説!

ワーホリでは、現地でアルバイトをする方がほとんどでしょう。ではドイツでアルバイトをするとどのくらい稼げるのでしょうか。

ミニジョブとミディジョブ

ドイツには、月538ユーロまでであれば年金や保険、税金などの負担がなく働けるミニジョブという制度があります。給与の538ユーロがまるまるもらえるということです。逆に言うと、538ユーロを少しでも超えてしまうと税金などが徴収され手取りが少なくなります。

ミニジョブで上限を越えてしまった方への救済措置として、538.01ユーロ〜2,000ユーロまでであれば社会保険負担が軽減されるミディジョブもあります。社会保険料の負担額は収入により異なりますが、538ユーロより少し多くなった程度では、やはり手取りはミニジョブよりも少なくなるでしょう。

ワーホリであればアルバイトだけでなく語学学校や旅行、友人との交流などもあるでしょう。中途半端に働いて保険料などを払うよりは、ある程度日本で貯めてからドイツではミニジョブをすることをおすすめします。

ドイツの時給はいくら?ミニジョブで多く稼ぐ方法は?

ドイツの最低賃金は12.41ユーロです。最低賃金でミニジョブの限度額いっぱいまで働くのであれば、月に週に11時間程度働く必要があります。

「税金がかからないミニジョブで働きたいけど、もっとお金が欲しい」という場合は、レストランやカフェなどがバイト先としておすすめです。ドイツにはチップ制度があり、給与とは別に手に入れることができます。

筆者は一時期ドイツのレストランで働いていましたが、4~6時間働いて給与とは別に3~6ユーロのチップをもらっていました。

賄いがあるレストランであれば、食費も浮かせられるでしょう。

ドイツのワーホリ前に日本で費用を多めに貯めよう

ドイツのワーホリでかかる費用は?語学学校や滞在費用など項目ごとに徹底解説!

ドイツのワーホリでかかる費用は、1年間で200万円ほど。ミニジョブで毎月上限まで働けば約半分の100万円は賄えますが、渡航してからすぐに仕事が見つかるとは限りません。何があっても良いように、なるべく日本でお金を貯めてから渡航することをおすすめします。

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