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【実体験】初めての海外旅行の注意点は?現地で気をつけるポイントを解説

初めての海外旅行!ワクワクと同時に、下記のような不安を抱えている人は多いのではないでしょうか。

「海外ってスリとか治安が不安」
「現地ではどんなことに気をつければいいの?」

そこで今回は海外旅行での注意点について、ヨーロッパを中心に15ヶ国の旅行経験があるオーストリア在住ライターが解説します。

スリなどの犯罪以外に、列車の遅延など旅程に関わる注意点もあります。実体験や対応策も含めて詳しく解説するので、安心して海外旅行を楽しむための参考にしてみてください。

【海外旅行の注意点①】スリや押し売りに気を付ける

オーストリア ウィーンのケルントナー通り

海外では日本と比べて軽犯罪が多く、観光地では観光客を狙ったスリと押し売りが多発しています。母国の治安がよく、警戒心のあまりない日本人の観光客は非常によいカモ。見た目ですぐにアジア人とわかるうえに、身なりや立ち居振る舞いですぐに観光客だとバレます。

窃盗犯は平気で他人のバッグのチャックを開けるほか、カッターナイフなどで切りつけて盗む人もいます。バッグは必ず体の前で持つようにしましょう。

万が一中身を盗まれたときのために、貴重品を分散させることも大事です。スマホ、財布、パスポートなどは同じ場所にしまわないようにしてください。バッグや洋服のポケットに貴重品を入れることも厳禁です。

こじか

私はオーストリアに住み始めて3年ほど経ったとき、慣れから警戒心が薄れ、ポケットに入れていたiPhoneを盗まれたことがあります。買ったばかりの当時の最新機種で、真面目にボロ泣きしました……。

押し売りにも注意しましょう。たとえば道を歩いていて、ふと目の前に花やミサンガが差し出されることがあります。もしそれを受け取ってしまうと、不当にお金を請求されてしまうのです。

実際にあるスリや押し売りの手口
  • 地下鉄内で周りを囲まれ、話しかけられたり強く押されたりして注意が逸れた隙に、バッグの中身を盗られる。
  • 一眼レフなどを持っている人に「写真を撮ってあげようか?」と声をかけられ、撮ってもらうとお金を要求される。

【海外旅行の注意点②】危険な場所を把握し夜道は1人で歩かない

海外では、1本道を逸れるだけで街の雰囲気がガラッと変わります昼は安全だけど、夜は危険になる場所もあります。

観光地だからといって、地図などを確認せずに歩き回るのは非常に危険です。必ず観光の前に、避けるべき地域を確認しておきましょう。夜道に1人で出歩くのも避けてください

外務省の海外安全ホームページ「たびレジ」では、各国の危険情報が知れるほか、緊急時にメールでお知らせを受け取れます。海外旅行前に登録しておくとよいでしょう。

実際の現地の様子

たとえばヨーロッパのなかでもかなり治安のよいオーストリアのウィーンでは、夜になるとドラッグ中毒者がウロウロしている場所があります。

比較的治安の安定しているドイツのシュトゥットガルトでは、夜中に中心近くを歩いていて刺されたなんていう友人も。

【海外旅行の注意点③】ストライキや列車の遅延を考慮して旅程を組む

ドイツ フランクフルト アム マイン中央駅
ドイツ フランクフルト・アム・マイン中央駅

海外ではストライキで公共交通機関がストップすることは珍しくありません。列車やバスだけでなく、飛行機も平気でストライキします。ストライキの告知は、だいたい3日ほど前です。残念ながら事前に予期して防ぐ方法はありません。

対策として、飛行機の遅延や運休時に負担した費用を保障してくれる海外旅行保険に入っておくとよいでしょう。また急にスケジュールが変わっても良いように、余裕のある旅程を組んでください。「帰国した次の日に仕事」などは避けましょう。

特にヨーロッパ内を列車で移動する場合は、遅延にも気をつけてください。
残念ながら日本のように時間通りに列車が来る国はほとんどありません。遅延以外に急に予定していた列車が無くなる、運休になることもしばしばあります。列車移動を予定している場合は、余裕のある乗り換え時間で旅程を組みましょう。

こじか

私もドイツで乗る予定だった列車が急に消えたり、イタリアでストライキのせいでホテルまでタクシー移動を余儀なくされたり……いろいろ経験しています。公共交通機関はやはり日本が一番です。

ストライキの情報はたとえば以下のサイトで確認できます。

ストライキの情報がわかるサイト

【海外旅行の注意点④】パスポートは常に持ち歩く

パスポートは、唯一海外で自分の身分を証明できるものです。
パスポートを失くすと身分が証明できず、さまざまな場面で厄介なことになりかねません。街中で警察官からパスポートの提示を求められることもあり、もし携帯していないと罰金を取られる恐れもあります。ただし、警察官を装った詐欺もあるため注意してください。

パスポートをホテルの金庫に保管して、コピーを携帯する人もいるかもしれません。しかし、残念ながら海外ではホテルの金庫もあまり信用できません。従業員や清掃員が中を開けて盗む可能性があります。

なるべくパスポートは常に持ち歩きましょう。万が一盗まれた場合は、すぐに最寄りの日本大使館もしくは総領事館に駆け込みましょう。パスポートの再発行もしくは帰国のための渡航書の発行をしてもらえます。なお、パスポートの再発行は10日前後かかります。

【海外旅行の注意点⑤】トイレは行けるときに必ず行く

日本は各駅やコンビニにトイレが整備されているなど、比較的トイレに行きやすいです。しかし海外では外にあまりトイレがありません。長距離列車にもトイレはありますが、壊れていて使えないことが多々あります。

カフェや美術館などトイレがある場所に入ったら、必ず行くようにしましょう。主要駅であれば、トイレがある場合もあります。公共のトイレはアメリカやオーストラリアなどは無料で入れますが、ヨーロッパやアジアでは有料であることがほとんどです。

私はトイレがかなり近いタイプのため、観光の際は常にどこにトイレがあるのか確認し、ある場所では必ず寄ります。トイレのせいで、何度社会的に死にそうになったかわかりません。

ちなみにマクドナルドやスタバなどのカフェでは、トイレに入るのにレシートに記載されているナンバーが必要な場合があります。そのため商品を購入していないと入れません。

トイレがある場所
  • カフェ・レストラン
  • ショッピングモール
  • 美術館・博物館
  • 主要駅
  • 長距離列車(故障の可能性あり)

【海外旅行の注意点⑤】現金とカード両方準備する

海外の方がキャッシュレスが進んでいる印象がありますが、国や地域によってかなり差があります。大きな街でもお店によってはカード払い不可の店があるため、現金とカード両方用意しておくとよいでしょう。

前の項目で紹介した有料のトイレでは、だんだんとカード払いもできるようにはなってきたものの、基本的に支払いは現金です。なお紙幣ではなく小銭が必要になるため、トイレ事情が心配な方は念のために崩しておくことをおすすめします。

こじか

むかし現金のみでフィンランドを旅行したときは、鉄道の券売機で現金が使えず友人にまとめてカードで払ってもらいました。一方でドイツのカフェではカードが使えず、そのときは逆に現金を一切持っていなかったため、友人に奢ってもらったことも……。

初めての海外旅行では普段より「気をつける」意識を持って

海外旅行での注意点を説明しましたが、特に軽犯罪について余計に心配になってしまった方もいるかもしれません。しかし、基本的には警戒し過ぎる必要はありません

軽犯罪に関しては「こういうこともある」と知っておき、日本にいるときよりも少し意識して防犯すれば大丈夫です。列車遅延などのトラブルも「あんなことあって大変だったね」と笑える思い出になります(少なくとも私は)。

今回紹介した注意点に気をつけて、海外旅行を満喫しましょう!

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