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オーストリア旅行で訪れたい都市・町5選!

シェーンブルン庭園から見るグロリエッテ 
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中央ヨーロッパの南側に位置するオーストリア。「音楽の都」として有名な首都のウィーン以外に、どんな街があるのか知らない方は多いのではないでしょうか?

筆者はウィーンに約5年滞在していたこともあり、大好きな国の一つです。今回は皆さんに魅力を知っていただけるよう、オーストリアの観光地について、各地の主要な観光スポットと共に紹介します。

オーストリアの基本情報

オーストリアの国旗
Photo by Pixabay
正式名称オーストリア共和国
首都ウィーン
公用語ドイツ語
面積8.4平方キロメートル
人口892万人
通貨ユーロ
民族主にゲルマン民族

新型コロナウイルスの影響により、入国の際に陰性証明書などの書類が必要になるなどの規制がかかっています。詳しくは在日オーストリア大使館のホームページなどで確認しましょう。

ウィーン

コールマルクト通りの奥に見えるホーフブルク王宮
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オーストリアの首都であるウィーンは「音楽の都」として有名な街です。クラシック音楽の巨匠であるモーツァルトやベートーヴェンもかつてはウィーンに住み、たくさんの名曲を残しました。

旧市街では、かつてこの地を治めたハプスブルク家にゆかりのある建物が数多く残っています。荘厳な建物に囲まれながら石畳の道を歩き、通り過ぎる馬車を眺めていると、まるで貴族になったかのような優雅な気分を味わえます。

カフェザッハーのザッハトルテ
Photo by Pixabay

またウィーンはカフェ文化発祥の地と言われており、市内だけでその数はおよそ1000にものぼります。旧市街にある伝統的なカフェは内装も豪華で、上品なカフェタイムを過ごすことができます。

日本からウィーン間は成田・羽田空港から直行便が運航しており、約12時間でアクセスすることができます。乗継便はどこで乗り継ぐかによって異なりますが、早くて約15時間かかります。市内へはSバーンに乗り約30分、もしくはバスで約30~40分で到着します。

観光スポット①シュテファン大聖堂

下から見上げるシュテファン大聖堂
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シュテファン大聖堂は、ウィーンを訪れたら誰しもが一度は目にする観光スポットです。ウィーンのシンボルであるシュテファン大聖堂は、ゴシック建築の寺院として12世紀に建てられました。屋根のモザイク柄が特徴的で、一角にはオーストリアとウィーンの紋章である鷲が見事に描かれています。

大聖堂の高さは107メートル、一番高い南塔は136メートルにものぼり、間近で見上げていると首が痛くなるほど。その高さや大きさから、大聖堂を下から上まですべてキレイに写真におさめるのは至難の業です。

ひときわ高く大きなシュテファン大聖堂
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シュテファン大聖堂の中には無料で入ることができますが、教会の内部を見学できる有料のツアーもおこなっています。

その他、北塔や南塔、カタコンベにも入場料を払って見学することが可能です。詳しくはシュテファン大聖堂のホームページで調べてみてください。

新型コロナウイルスの影響で、現在大聖堂の見学にはFFP2マスクの着用が必要です。また南塔の入場にはワクチン接種証明書などが必要となります。詳しくはシュテファン大聖堂のホームページを確認しましょう。

観光スポット②:ホーフブルク王宮

ミヒャエル広場から見たホーフブルク王宮
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歴代のハプスブルク皇帝の居城であるホーフブルク王宮は、13世紀に建てられました。歴代の皇帝により増改築が繰り返された結果、いくつもの宮殿・棟で成り立つ複合建造物へと発展しました。

王宮は現在、博物館の他にも国際会議場や舞踏会の場として使われています。日本でも有名なウィーン少年合唱団は、毎週日曜日に王宮の敷地内にある礼拝堂で歌っていますので、ぜひ足を運んでみましょう。

ホーフブルク王宮の中を通る馬車
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王宮の中にはシシィ博物館や王宮礼拝堂、国立図書館大広間、スペイン式宮廷馬術学校など観光スポットとして見学できる場所がさまざまあり、じっくり見ようと思ったら一日かかってもまわりきれません。

王宮内や王宮の周りには伝統あるカフェがいくつもあるので、疲れたらカフェで優雅にひと息つくのもステキですね。いずれにしても、しっかりスケジュールを立ててから訪れることをオススメします。

新型コロナウイルスの影響で、入場にはFFP2マスクの着用が求められています。詳しくはホーフブルク王宮のホームページで確認しましょう。

観光スポット③:ウィーン国立歌劇場

夜のウィーン国立歌劇場
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音楽の都と呼ばれるウィーンに来たなら、やはり音楽鑑賞は欠かせません。ウィーン国立歌劇場は1869年に建てられ、一度は戦争で破壊されました。ですが1955年に再建されて以来、夏季(7、8月)を除いて、ほぼ毎日バレエやオペラが上演されています。

公演の合間は撮影OK
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オペラのチケットは高額なイメージがありますが、ウィーン国立歌劇場では安い席は10ユーロ代から(ただし舞台が一部見えにくい席)販売しています。もし時間に余裕がある場合は、当日早めに訪れて立見席を購入するのも良いでしょう。立見席なら一番安くてたったの3ユーロで観ることができます。

オペラでは英語の字幕もありますが、あらすじだけでも事前にネットなどで調べるといいでしょう。日中は歌劇場の中を見学できるツアーもありますが、本場の雰囲気を味わうなら、いつもより少しオシャレをして演目を観てみませんか。

現在新型コロナウイルスの影響で、観劇にはワクチン接種証明書などの提示とFFP2マスクの着用が必要です。また立見席でもイスの用意があり、購入方法が通常と異なります。詳しくはウィーン国立オペラ座のホームページで確認しましょう。

ザルツブルク

ザルツァッハ川から見るザルツブルク旧市街
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モーツァルトが誕生した街であるザルツブルクは、映画「サウンド・オブ・ミュージック」の舞台でもあります。映画の中の美しい街並みから世界的に有名になったザルツブルクは、1997年には歴史地区が世界遺産にも登録されました。

お店が連なるゲトライデ通り
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日本からザルツブルグへの直行便はないため、乗り継ぎ便を利用しザルツブルグ空港へ向かうか、もしくはウィーンから鉄道でアクセスします。

ウィーンからザルツブルグまでは鉄道で約2時間半~3時間かかります。駅から市内の中心地までは市バスに乗って約10分です。

観光スポット①:ミラベル宮殿・庭園

ホーエンザルツブルク城塞まで見渡せるミラベル庭園
Photo by Kojika

ミラベル宮殿は1606年に大司教が愛人のために建てた宮殿です。映画「サウンド・オブ・ミュージック」ではマリアと子どもたちがミラベル庭園で踊りながら、有名な「ドレミの歌」を歌っています。

ミラベル庭園のキラキラ輝く噴水やキレイに咲き誇る花々の先には、ホーエンザルツブルク城塞が見事にそびえ立っているのが見えます。壮観な景色に思わずため息がこぼれてしまいますね。

園内にあるペガサスの泉
Photo by Kojika

ミラベル宮殿内で見学可能な場所は「天使の階段」と「大理石の間」のみですが、宮殿と庭園どちらも無料で入ることができます。

「大理石の間」では、かつてモーツァルトが演奏したことがあり、現在も定期的にクラシックコンサートも開かれています。時間がある方はぜひ演奏会にも足を運んでみてはいかがでしょうか?

新型コロナウイルスの影響で、大理石の間でのコンサートの入場には、ワクチン接種証明書などの提示とFFP2マスクの着用が必要です。詳しくはミラベル宮殿コンサートのチケット購入ページで確認しましょう。

観光スポット②:ホーエンザルツブルク城塞

ホーエンザルツブルク城塞
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ザルツブルクのシンボルとしてそびえ立つホーエンザルツブルク城塞は、1077年に建設されました。もともとは大司教が自分の敵に対抗するために建てた城塞でしたが、建築されてから一度も外部からの襲撃はありませんでした。

城塞から見下ろす街の景色
Photo by Kojika

現在ホーエンザルツブルク城塞の中は博物館として見学することができ、城塞の歴史を感じさせる数々の展示品を見ることができます。

ホーエンザルツブルク城塞までは、ケーブルカーもしくは徒歩で行くことができます。徒歩の道はかなり急な坂道なので気を付けましょう。ケーブルカーと博物館がセットになったチケットがあるほか、パノラマチケットでは城塞の展望台に登ることができます。展望台から見下ろす景色は絶景で、ザルツブルクの街から遠くの山々まで一望できます。

新型コロナウイルスの影響で、城塞への入場にはFFP2マスクの着用の他、ワクチン接種証明書などの提示が必要です。詳しくはホーエンザルツブルク城塞のホームページで確認しましょう。

ハルシュタット

湖畔の町ハルシュタット
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ハルシュタットは世界でも類を見ないほどの美しい湖畔の町で、ザルツカンマーグート地方の山々に囲まれています。ハルシュタットは「塩の場所」という意味で、その名の通り塩の交易によって栄えた町でもあり、世界最古の岩塩坑があることでも有名です。

ハルシュタット駅へは、ウィーンから鉄道で一度乗り換えて約4時間、もしくはザルツブルクから鉄道で2時間~2時間半程度で到着します。駅から町までは船に乗って移動しましょう。

観光スポット:岩塩坑

ケーブルカーから見たハルシュタット
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町を周り景色を眺めるだけでも十分堪能できますが、あえて観光スポットをあげるとしたら、やはり世界最古を誇る岩塩坑でしょう。

岩塩坑は約1時間のツアーで見学することができます。防護服に着替え、徒歩や滑り台を使って坑内を移動しながら、ツアーガイドさんと一緒に見学します。岩塩坑の中は撮影禁止です。

岩塩坑は、山の上までケーブルカーで登り15分ほど歩いたところにあります。ケーブルカーの駅の近くには、スカイウォークと呼ばれる絶景スポットもありますので、余裕がある方はぜひ寄ってみてください。

グラーツ

グラーツ中央広場
Photo by Kojika

ルネサンス様式やバロック様式などの歴史的な建造物と現代建築が融合するグラーツは、オーストリア第二の都市です。「美食の首都」とも呼ばれており、さまざまなご当地の食に出会うことができます。

日本からグラーツへの直行便はありませんので、乗り継ぎ便を利用しグラーツ空港まで行くか、ウィーンから鉄道でアクセスしましょう。ウィーンからグラーツまでは鉄道で所要約2時間半です。駅から市内の中心部まではトラムに乗って5分ほどで到着します。

観光スポット:シュロスベルグ城塞跡地と時計塔

街のシンボル時計塔
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小高い丘の上にあるシュロスベルク城塞は、かつてナポレオンでさえも陥落することができなかった、とても強固な城塞でした。そしてナポレオン軍に降伏した際に破壊されずに残ったのが、鐘楼と時計塔です。

13世紀にはすでに存在していたと考えられている時計塔は、グラーツの街のシンボルとなっています。遠くから見て時間がわかるように、昔は長針で時間のみを表していました。現在は短針も追加されましたが時計の読み方はそのまま、つまり普段私たちが目にしている時計とは逆で、長針が時間を、短針が分数を表しています。

城塞跡地から見下ろす街並み
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シュロスベルク城塞跡地には、徒歩で登ることも可能ですが260段もの階段を上がることになるので、ケーブルカーを利用するのがオススメです。ケーブルカーは1894年から運行しており、約4分で城塞まで登ることができます。

新型コロナウイルスの影響で、ケーブルカーの中ではFFP2マスクの着用が求められています。詳しくはグラーツ市のホームページなどで確認してみましょう。

インスブルック

カラフルなインスブルックの建物
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アルプスの雄大な山々に囲まれた街、インスブルックはチロル州の州都です。自然だけでなく、歴史を感じさせる建物も数多く残っています。ウィンタースポーツも盛んで、インスブルックでは過去2回冬季オリンピックが開かれました。

日本からインスブルックへの直行便はありませんので、ウィーンから飛行機、または鉄道でアクセスします。飛行機では約1時間、鉄道では約4時間半~5時間かかります。鉄道ではザルツブルク駅を経由しますので、ザルツブルクを観光してインスブルックへ移動するプランもオススメです。

観光スポット:市の塔と黄金の小屋根

市の塔から眺める景色
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インスブルックを拠点に、チロルの美しい湖や小さな町を訪ねるのも良いですが、せっかくインスブルックに来たのなら街の観光もはずせません。

旧市庁舎の隣にある市の塔へ入り、133段にものぼる螺旋階段を上がると、インスブルックの街並みとアルプスの山々が遠くまで一望できます。

市の塔から見える黄金の小屋根
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市の塔からは、インスブルックの有名なシンボルである黄金の小屋根を、下から見上げるよりはるかに見やすく見学することができます。黄金の小屋根は、マクシミリアン一世が街の景観やイベントを上から眺めて楽しむために作ったバルコニーの屋根で、2657枚もの金箔の板で飾られています。

新型コロナウイルスの影響で、市の塔の入場にはFFP2マスク着用の他、ワクチン接種証明書のなどの提示を求められる可能性があります。詳しくはインスブルック市のホームページにて確認してください。

オーストリアを旅行しよう

ウィーンの冬の市庁舎
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それぞれの街には、今回紹介できなかった魅力的な観光スポットが数えきれないほどあります。季節によって開催されているイベントなども異なりますので、ぜひご自身で調べて、一度オーストリアを訪れてみてください。

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